日刊ササボン

雑食系ライター/エディター・佐々木正孝プレゼンツ ラーメンと仕事あれやこれやの日々

ソラノイロS&Mファイナルツアー

『ソラノイロ』の2号店『ソラノイロ Salt & Mushroom 』が2月5日をもって別業態へのリニューアルのために一時閉店、とのこと。この2号店、オープン直後に取材したり何だりでいろいろと思い出深い店。最後にレギュラー総なめするか、と思い立って一人3DAYS興行開催。
 
やっぱり、まずは「キノコベジソバ」から。本店のベジソバともまた違うキノコッシュなアプローチで、食感香りとも非常に楽しい。久々に食べて人参ピクルス、お麩クルトン、焼きチーズなど脇を固める具材群にも目がいった。椎茸パウダー練り込み麺もいい。
 
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2日目は「生卵入り ソラの肉ソバ」

夜21時前に駆け込んだら、肉ソバ最後の一杯。キノコベジソバは売り切れとなっており、券売機でじっとにらんで踵を返す後続の方もいらっしゃった。

さて、こちらの肉ソバはあのメニューのインスパイアにしてスタイリッシュなテン年代解釈の肉ソバ。ラーメンらしい雑味をスッキリと昇華させつつ、肉の存在感、醤油の香りと旨みを存分に味わわせてくれる。箸でなかなか切れないタフな卵もねっとり官能的。モヤシもトッピングしたら良かったかな~。そして最終日へと続くわけで。

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そして2月5日、最終日。ディナー開始の5分前にたどりつくと、先客5。皆さん思いいれと期待感をこめて開店を待っている。
そわそわしながら食券機で「塩煮干ソバ」をポチリ。こちらはピロピロっとウェービーな麺が、白醤油×天外天塩の塩ダレ+伊吹煮干+真昆布スープにたゆたう逸品。まさに滋味深いスープであります。
 
 
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同じ店を3日連続で食べる、というのも私のラーメン人生で恐らくは初めてのこと。
限定の「スタッフ中村のチリコンラーメン」や「ビーガンキノコベジソバ」もいきたいところだったが、あと2日必要だった……しかしこう考えると、味の組み立ても盛り付けもガラリと異なるレギュラー3種をしっかりとオペレートし、なおかつ限定も随時繰り出しているんだから、スタッフの地力たるや恐るべしである。
 
リニューアル後は、そんなスタッフを率いて、なおかつ味作りに才を発揮する宮崎氏がまた独自のステージを見せてくれるそうだ。今から楽しみでなりません。