日刊ササボン

雑食系ライター/エディター・佐々木正孝プレゼンツ ラーメンと仕事あれやこれやの日々

街パンと里パン

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今月の『婦人画報』はパン特集。

コミュニティの中心になり、情報を発信源にもなる「街パン」と、

土地の恵みをアルチザン的に育み、集約するという「里パン」。

この切り口が面白い。

 

「街ラーメン」と「里ラーメン」もできる。

「街フレンチ」と「里フレンチ」も、オーベルジュ的に全然あり。

「街そば」「里そば」もありだな。漢字は「町そば」にしたいけど。

 

じゃあ、「街中華」は? もちろん「町中華」っていうワードは耳馴染みあるようになってきたけど、対比して「里中華」ってのはちょっとピンとこないな。このへん考えると、それぞれのジャンルのマトリクスが見えてくるような気がする。

 

 

ゼロ年代も遠くなりにけり 鷹の時代振り返る

ホークス一筋、オールドルーキーで入団し、最優秀中継ぎから先発転向、
5年連続開幕投手沢村賞受賞。攝津が引退。
ここ数年は苦しいシーズンが続いたが、和田ホールトン杉内が一挙離脱の鷹先発冬の時代を支えた投手として、思い入れがある。ウェットに見てしまうのはしょうがないのであった。
 
ということで、秋山監督時代の勝利の方程式、SBMもここで全員が引退ということに。
甲藤を入れたSBM48、森福を加えたSBM48ちょの去就はこんな感じ。
 
攝津正 (S)(2018シーズン引退)
ブライアン・ファルケンボーグ (B)(楽天を経て2014年引退)
馬原孝浩(M)(オリックスを経て2015年引退)
甲藤啓介(48)(オリックスを経て2014年引退)
森福允彦(ちょめ)(巨人)
 
ちなみに、栄光の2003年をはじめとしたゼロ年代ホークスを支えたホークス四本柱は……こんな感じ。杉内が苦しい選手晩年にピリオドを打って引退。和田はもう一花、というところか。
 
斉藤和巳(右)(2013年引退)
和田毅(左)(MLBを経て復帰し現役)
杉内俊哉(左)(巨人を経て2018年引退)
新垣渚(右)(ヤクルトを経て2016年引退)
 
打線の方では、100打点カルテットを擁したダイハード打線2003。
 
1 村松有人(中) (オリックスを経て復帰後2010年引退)
2 川﨑宗則(三) (MLBを経て復帰後2018年自由契約)
3 井口資仁(二) (MLBを経てロッテで2017年引退)
4 松中信彦(一) (2016年引退)
5 城島健司(捕) (MLBを経て阪神で2012年引退)
6 ペドロ・バルデス(左)(2004年ダイエー退団)
7 フリオ・ズレータ(DH)(2008年ロッテ退団)
8 柴原洋(右) (2011年引退)
9 鳥越裕介(遊) (2006年引退)
 
こちらは、若手だった川崎が残るのみだが、まあほぼリタイヤと言っていいかもしれない。記憶には鮮烈に残るが、選手生命というのは短いものだ、とつくづく思う。

吉祥寺の鶏清湯を探して

ラーメンの仕事をしていると、「○○(駅)でおすすめのラーメンはどこですか」と聞かれることが、割とある。

 

そのための対策、というわけではないが、常在戦場。「中野・高円寺・阿佐ヶ谷それぞれ駅チカのおすすめ」「小金井公園そばノンジャンルで」など、さまざまなニーズに対応すべく、知識を再確認しながら食べ歩き、瞬発力を鍛えている。

 

ということで、先日考えてしまったのが「吉祥寺でささっと鶏清湯を食べたい」というオーダー。家系やつけ麺、背脂系、ノス、町中華、『一圓』『麺僧』あたりの穴場中堅までメンツは豪華だが、こと最新モードの鶏清湯となると、どうだろうか。

 

エイ出版社の『吉祥寺本』で吉祥寺ラーメン特集を担当したときは、2018年度TRY新人大賞にも輝いた『Tombo』、『中華そば 向日葵』を取り上げた。こちらは自信を持って推せる2018年の鶏清湯醤油ラーメン。だけど、『Tombo』『向日葵』とも吉祥寺駅からは徒歩10分以上で、「ささっと食べる」とはくくれない。

 

これが一駅シフトして三鷹なら『ラーメン健やか』『麺屋さくら井』、西荻窪なら『麺尊RAGE』『佐々木製麺所』『をかしやそば』など充実の布陣。吉祥寺にも最新モードがヨドバシ裏、丸井裏、東急裏の「吉祥寺三裏エリア」あたりにあってもいいのだが……。やはり昨今の賃料高騰で個人店参入は厳しいのか。

 

モノが売れない!「吉祥寺」に起きている異変 | 街・住まい | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

ということで、脳内データベースからリストアップしたのが『らぁ麺 ドゥエ イタリアン 吉祥寺』。

 

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醤油玉子らぁ麺

 

 こちらは淡麗塩が筆頭メニューで、フロマージュラーメンが看板。しかし、石塚オーナーシェフは「ガチンコラーメン道」で佐野実氏に師事した経歴の持ち主。醤油もバッチリ、『支那そばや』のトーンを汲む仕上がりなのだった。

 

鶏の旨みは厚く、醤油ダレも薫り高く、コクもある。滑らかでスムーズにすすれる麺と、輪郭が際立ったパーツはキレがあり、余韻も十分。

 

 

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アクセスは『いせや』を過ぎた御殿山界隈。駅近とはいえないが「ささっと」の徒歩圏内としては十分だろう。

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ミルキーベースに鶏油を浮かせたという『ホワイトらぁ麺』もイイね。

 

ということで、

吉祥寺の鶏清湯、『Tombo』が推薦ですが、駅から数分圏内であれば『らぁ麺 ドゥエ イタリアン 吉祥寺』がおすすめです。

 

巨大地震を前にして今できることは何か

ブルーバックスの『日本列島の下では何が起きているのか』が好調のようですが、
弊社の地震班がこの夏のリソースを全投入したムックが、いよいよ連休明け発売。
Amazonにも書影出ました。

 

日本列島地震の科学

日本列島地震の科学

 

 


巨大地震がいつくるか、どこが揺れるかを予測することはできません。年月日指定の地震予知情報は100%ガセ。そりゃ、言い続けていたら地震列島のどこかに何かしらの揺れはありますって。

 

本書は、列島を襲った各種地震のケースを年表形式で詳説。巨大地震も、過去の事例を鑑みると一定のサイクルがあるようですが、何せ地球の中のお話ですし、それも日本の有史以後。次は○年後、と言い切ることはできません。


ただ、南海トラフ、首都直下はそれぞれ十数パターンの想定モデルを中央防災会議などが想定しています。どの震源、どんな揺れ、津波被害にもっとも備えるべきか、の糸口は提示できるかもしれません。

 

何かデカいのがくる気がする……唯ぼんやりとした不安を解消するために是非。

 

石神本1998 to TRYラーメン大賞2018

今年もTRYラーメン大賞が発売になりました。

私は新店部門の編集を担当し、ライターとしては大賞1位、MIX部門1位、にぼし部門1位などを取材・執筆。

 

ダイナミックな審査会に臨席し、『麺LABOひろ』(2017年)『真鯛らーめん麺魚』(2016年)『地球の中華そば』(2015年)『中華そば しば田』(2014年)『らぁ麺 やまぐち』(2013年)に続いて、6年連続で大賞戴冠と周知に携わらせていただいた。ライターとしても、いちラーメン好きとしてこれほどの喜びはありません。

 

と、編集サイドから離れてラーメン好きとしてこの本を見ると。そんな言葉があるのかはわかりませんが、書斎派ラーメンフリークとして、麺メディアの中のTRYの立ち位置に思いを巡らさないわけにはいきません。

  

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そう、今年2018年は、ファースト石神本が出た1998年からジャスト20周年。慧眼の評論家が時代と切り結んだあの本が出てから、もう二十年が経ったのです。

 

1998年の石神さんが厳選した首都圏のラーメンを見返してみると……

石神本掲載店150店のうち、20年の星霜を経て、2018年のTRY審査員が激論の末に選びだした名店に残っているのは4店のみ。

 

洗練されたブランディングを成功させ、ステータスを築いたあのグループ。

閉店移転を経て復活し、根強く愛されている、あの店。

職人気質で「ミュージシャンズ・ミュージシャン」のように同業者からも高く評価される、あの佳店。

偉大なる創業者亡き後も不断の研鑽を積み続ける、あの名門。

 

あらためて見比べると、感慨深いものがあります。

2038年になったら、ファースト石神本、2018年TRYを引っ張り出し、その時のラーメン店と見比べてみたいなあ。なんて、穏やかなひだまりの中で考えたりするのです。