日刊ササボン

雑食系ライター/エディター・佐々木正孝プレゼンツ ラーメンと仕事あれやこれやの日々

読了

マイク一本、一千万@唐沢和也(ぴあ) 副題にノンフィクション「M-1グランプリ2003」。 知人のライターの著書。「漫才について何も知らなかったのだ」と前書きしといて、怒涛のようにM-1の天守閣から攻め入り、内堀外堀を埋めてしまうワークにヤラレてしま…

ひそひそくすくす大爆笑―It’s Only a Talkshow(2)@中島らも 鮫肌文殊(メディアファクトリー)

ロフトプラスワンにおいてのトークイベント「らもはだ」起こし第2弾。前作ほどの密度、奇人度はないものの、中島らもを巡るトンデモエピソードが目白押し。楽しくさくさく読めることはうけあい。井筒監督との意外な交友何か、特に。 しかし、躁病入院などで…

緋色の時代(下)@船戸与一(小学館)

激戦で精神を病んだアフガンツィ(アフガン侵攻から帰還した元ソ連兵)の立ち位置は、80年代ならアメリカのベトナム帰還兵ってとこか。 とにかく、ロシアンマフィア成り上がりサーガの血で血を洗う抗争の描写がすさまじい。下部組織の抗争なのに自走砲とか戦…

ラーメンの経済学@河田剛(角川oneテーマ21) 経営学・経済学的な視点から、あの丼にアプローチ。 ネット以後のラーメン論壇の変化や化学調味料の変遷についての考察など、多角的な見方が面白い。今は「第六期加工天然調味料時代」なんだと。食品添加物表示…

日本史快刀乱麻@明石散人(新潮新書) あの京極夏彦が師匠格として慕ってるぐらいだから……自ずとうかがいしれる、明石散人の博覧強記ぶり。さくさく読めるけど深い。日本史通ロードへのガイドブックとして。 ASIN:410610041X

探訪 村上春樹の世界―東京編1968-1997 長らく積ん読してた。 表紙写真は、DUGだ。この前、DUGでヒューガルデンホワイトを飲んでたら、村上春樹の読み心地がふっと蘇ってきた。 で、ちょっと引っ張り出して読んでみたくなったんだ。 考えてみれば、村上春樹の…

キャッチボール ICHIRO meets you@糸井重里(ぴあ) ASIN:4835609336 薄〜くて1時間ぐらいで読めちゃったけど、ナンパにも営業ワークにも、示唆に富むメッセが多いダイアローグ。 メモしたかったのはコレ。 初心を忘れないことっていうのは大事ですが、 初…

緋色の時代(上)@船戸与一(小学館) ソ連時代のアフガン侵攻から現在のロシアマフィアに連なる血の系譜。いつもどおりの船戸節に酔える。 のだが、登場人物はまるでドストエフスキーの小説のごとく(ロシアが舞台だから当然だけど)。グリゴリー・セベル…

日本の公安警察@青木理(講談社現代新書)ASIN:4061494880

奪還―引き裂かれた二十四年@蓮池透 ASIN:4104599018

裂けて海峡@志水辰夫(講談社文庫) ASIN:4061836781

世に棲む日日(一)@司馬遼太郎 ASIN:4167663066

生きて行く私@宇野千代 ニュースではわからない戦争の論理@兵頭二十八

哀愁の町に霧が降るのだ(上)@椎名誠 ASIN:4795803013

牙の紋章@夢枕獏 ASIN:4396326858

スローなブギにしてくれ@片岡義男 ・80年代初頭の風が行間に吹く。ベタベタした心理描写を一切カットしたドライな文体は、今なお古びてはいない。古尾谷雅人・浅野温子で映画化もされていたっけ。

イッツ・オンリー・ア・トークショー@中島らも・鮫肌文殊 ASIN:4840107572

がなり説法@高橋がなり ASIN:4901873024 ●そもそも負け犬ということを自覚せよ。そして、とことん「目先の一勝」にこだわれ。行動に迷った時は、自分にとって苦しいと思う方を選択せよ。

●死者の長い列@ローレンス・ブロック ・これまでにない謎解き要素がのっけから。キャラクター陣も固定してきており、安心して読めた。 ASIN:4576022040●どうしても、すぐ変わりたい人のための「自分プロデュース」術@おちまさと ・薄い。個々の「〜力」に…