日刊ササボン

雑食系ライター/エディター・佐々木正孝プレゼンツ ラーメンと仕事あれやこれやの日々

冬のグリーン反転攻勢

庭があるうちに移って大変なのが雑草と落ち葉の処理。

 

あっという間に繁茂するのがヤマカガシでもなく、ヤブニラミでもない、何だっけと調べて思い出した、そうヤブガラシ。あっという間に一面を覆いつくす雑草軍団にはほとほと困り果てるばかりで、毎夏シルバーの方に1日がかりで徹底駆除してもらっているほどだ。

 

しかし、このヤブガラシウィキペディアを見ると

 

別名ビンボウカズラ(貧乏葛)とも呼ばれ、その意味としては、庭の手入れどころではない貧乏な人の住処に生い茂る、あるいはこの植物に絡まれた家屋が貧相に見える

 

なんて書いてあって落ちた。

まあ言い得て妙と言われては悔しいところではある。

 

落ち葉もそうよ。気がつくと吹き溜まりに山。

家の前の道路にこんまり、ときめきの片づけじゃなくてこんもり。

レレレのおじさんがいつも掃き掃除しているのがいろいろ腑に落ちる次第。

 

てなもんや庭いじり。

復活の狼煙として、

かわいいグリーンを吉祥寺、西荻に足を運ぶたび、ちょこちょこ購入している。

 

 

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なごみますね。

庭男になるべく精進しなきゃ。

 

 

杉並マンションポエム考

いわゆる、マンションポエム。
 
最近、新聞同梱チラシで目にする機会が、この井の頭線界隈でも増えてきた。
 
このあたりでマンション用地がまだ確保できるのか分からないが、たとえば浜田山に出物あり。
 
 
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浜田山の頂きって……。せいぜい久我山台地の取りつきの、その前じゃないですか。
と思ったのだが、
まあ、「日本一ポルシェが売れる街」ということで、そのトップオブラグジュアリー感と言われれば、分からなくもない。
 
 
かたや、歴史ある屋敷町の荻窪
近衛文麿の荻外荘やら、堤義明の邸宅やら、お住まいだった要人、セレブリティは多士済々。私も長く住んで愛着ある地だが、なぜかカブレラとか西武ライオンズの外国人選手をよく見かけたものだった。それもまた、堤氏の掌の上だったか。
 
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そんな荻窪のマンションポエムというかマンション難読キャッチ。
 
文を生業にする者として恥ずかしながら、単独で使われると
「憧憬」の「憬」とはなかなか気づかなんだ。
 

 

天下三分の計みたいで何とも渋い、

真髄の憬。

いつかは使ってみたいものよ。

 

 

 
 

秋季ラーメンリーグ/東京ラーメンショー

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今年もまた、ラーメンの秋が到来。

アワードブックの「TRY」を盛夏に仕込んで、抜け殻のようになった頃に「東京ラーメンショー」取材というルーチンが、ここ数年続いている。

 

TRYで審査会をファシって、審査員の皆さんの議論を目の当たりにし、新人大賞1位を取材させてもらって4年目。

東京ラーメンショーで一幕、二幕の全種ラーメン、約40杯をフルコンプする仕事も今年で4年目。

 

首都圏の有力ルーキーたちを追い、全国から勇躍駒沢にやってくる麺豪たちに魅せられる。

箱根駅伝と甲子園を密着取材させてもらっているようなものなのかもしれない。

 

TRYは10月26日発売、東京ラーメンショーは10月27日発売です。

 

 

街の昆布水つけ麺

仕事場で最も近いラーメン店「直久」にて、

季節限定「だし漬けそば」。

 

須永辰緒氏がプロデュースのカレーラーメンなど、限定の開発には意欲的なチェーンであります。

 

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こちらのメニューは、昆布水つけ麺抹茶モード、

量産型仕様といった趣。

 

抹茶フレーバーの緑色だし冷涼スープに

麺が浸ってて

濃いめ甘辛醤油のつけ汁と合わせていただく

旨みのシナジー

 

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麺はおそらくは普通のラーメンの細麺を

用いており、具材も夏向きということでのセレクトか。

トータル満足度、満腹感という観点からは留保をつけるが、仕掛けとしては面白いものがありました。

 

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期間限定、延長中。

 

 

 

 

新緑札幌麺旅

ライラックが盛りの札幌に来て、いろいろなラーメンを食べた。

印象に残ったのは、札幌ラーメンシーンの智将・関山氏率いる『吉山商店』の「札幌油そば」。

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味噌ダレ合わせつつもかき混ぜに箸力を要さないスムーズさと、食べた感を担保してくれるバラエティ具材。旨し。「味噌らーめん」も、さすが安定の吉山商店(初めてだけど)

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こちら、念願だった『狼スープ』の「味噌卵らーめん」。

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狼は生きろ豚は死ねと呟きたくなるクールな店名だが、唐辛子がピリッとしつつもやさしげな、ハートウォーム味噌ラーメン。

幾多のプロレス名勝負が繰り広げられた札幌中島体育センター近くにあり、店主はタイにボクサー修行に出て店を休業してた経歴もある剛毅な人物。闘いのアウラが静かに立ち昇る、そんな牙も感じさせてくれた。

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新緑のエナジー充溢、札幌の春。

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