日刊ササボン

雑食系ライター/エディター・佐々木正孝プレゼンツ ラーメンと仕事あれやこれやの日々

西荻窪・今野書店50周年メモリアル「コンノコ」がすごい

西荻窪の今野書店が50周年のメモリアルイヤーということで、年頭からキャンペーン中。このメンツが、まーすごいんです。

まず、こちら東海林さだお先生のブックカバー。ショージ先生といえば、やっぱり西荻窪。エッセイには、よくローストビーフの『真砂』が登場してました(といっても既にないけど)。

 

季節ごとに4パターン登場するというカバー、既に「冬」編は終了し、次なるシーズンの到来を待っているところ。

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そして、毎月発行されるリーフレット「コンノコ」。江口寿史のイラストが表紙を飾り、ゆかりの作家陣がエッセイを寄稿する。1月が山田詠美、2月が角田光代、そして3月が枡野浩一・目黒雅也の枡目組という現状の並び。

 

大体中旬頃には払底するので、毎月かなり焦りながらゲットしている。12冊をコンプリートすると特製クリアファイルが(今野書店ポイントと交換で)もらえるのだそうだ。

 

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マイロードのブックセラーズ西荻が閉店し、颯爽堂もクローズ。信愛書店も規模縮小リニューアルし、書店の厳しさを痛感させられる中、こちらは西荻窪新刊書店で最後の牙城と言っていい。実際、いつ足を運んでも本読み、マンガ読み、雑誌好きが歩き、いい空気を醸し出している。棚の並びにもスタッフにも客にも熱量がある。

 

現在の場所に移転する前からマンガの揃えには注目していたが、駅前に移転してきてからは文脈棚とキュレーションぶりに一目置く存在。西荻窪に今野書店があれば安心だ。