日刊ササボン

雑食系ライター/エディター・佐々木正孝プレゼンツ ラーメンと仕事あれやこれやの日々

ラーメン英訳事始

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ある新店の依頼で、ラーメンコンテンツの英訳に取り組んでいる。ライター編集ひとり会社の弊社キッズファクトリー。実は翻訳部門を備えており、東南アジア某国の通商案件を手がけたこともあるのだ。
 
とは言ってみたものの、ご想像通り、翻訳部門とゆうても家内制手工業の域を出ない。翻訳業・英語講師やってる家人の翻訳機能と、ラーメンガイドブック編集でramen語彙力は持っている私の協業でコツコツ行っているというわけである。
 
まあ、単に英訳であればGoogle翻訳なり便利なものがたくさんあるわけだが、話はそう単純でもない。メンマをどう訳すか? 煮干しは? 味玉なんてどうする? オートマトンでやったらネイティブスピーカーには美味しくなさそうなワーディングになるし、長々と説明したら関係代名詞のオンパレードで読みにくさこの上なしの英文になってしまうだろう。まあ、ここに私が介在する意義があり、妙があり、醍醐味がある。
 
Bamboo Shootにするのか、Menmaにするのか。
Dried sardinesをさらに詳しく説明するか、ラーメンリテラシーのある外国人を想定してNiboshiですませるか。
A boiled egg seasoned with soy sauce and dashiで食欲とイメージを湧かせられるのかと考えたり。
 
単なるメニュー一つとっても、ターヘルアナトミア訳のごとく呻吟し、Thinking...