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日刊ササボン

雑食系ライター/エディター・佐々木正孝プレゼンツ ラーメンと仕事あれやこれやの日々

金子哲雄さんの手土産

ライター

得意先への手土産を考える。

Hanakoのおもたせ特集とかぱらぱらめくりながら、有楽町線経由だから群林堂の豆大福がいいか、とか、わかばのたい焼きもいいのう、とか思うのだが。やはり、ここは営業達人の、故金子哲雄氏のエピソードを思い出す。

会うたびに、月替わり(のちに週替わり)の最近お仕事更新名刺をくださった。見本誌を送ると、必ず御礼メールを(近々オンエアの番組情報も添えて)くれた。年末にはその年の活動総括のメールを関係各位に送信していた。いつ何時も「見える」流通ジャーナリストとしてビンビンにプレゼンスを発揮しておられた。

そんな金子さんの手土産雑感エピソードを思い出す。

 

これは父から聞いた、日商岩井の副社長だった海部八郎さんのエピソードです。海部さんは仕事で父の会社(商船三井)にいらっしゃる時、必ず虎ノ門・岡埜栄泉の豆大福をお持ちになりました。

父が外出先からオフィスに戻り、デスクの上に岡埜の豆大福が 置かれていると「あ、海部さんがいらしたんだ」ということがわかったそうです。

大福を見ただけで条件反射的に海部さんの名前を思い出す。大福さえも営業マンにしてしまう海部さん、改めて偉大さを感じます。そのお菓子(商品)を見れば、いつも「自分のこと」を思い出して頂ける。そんな、記憶や印象に残る贈り方ができれば、かっこいいですね。

 

金子さんはこの海部流を踏襲し、某店のシュークリームをいつも手土産に購っていたそうだ。テレビ局の近くに必ずあって、安くて美味しい。まさに金子ウェイを体現する手土産として、記憶や印象に残っていたことだろう。

 

翻って私だが、仕事場の地縁でTORAYA CAFEの「あんペーストマカロン」、価格のフレキシブルさで玉や絲や(ヒカリエshinQs)の各種かりんとう。今一つ決め打ちに欠ける。瑞穂の豆大福ってのも、やっぱりいいけどなぁ……。