日刊ササボン

雑食系ライター/エディター・佐々木正孝プレゼンツ ラーメンと仕事あれやこれやの日々

東京ディズニー麺類

先日、東京ディズニーランド&ディズニーシーで、まるっと2日間という得難い体験をした。ま、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

デオドラントされた夢の国にも、ラーメンフリークの欲望の残滓をひねり出せる麺世界はある。夏な麺で時期外れではあるが、ツートップをまとめてみよう。

 

TDLでラーメンが食べられるスポットとして著名なのは、中華レストラン「チャイナボイジャー」だろう。以前『超らーめんナビ』のレポで小林達人がアップしていたと記憶する。

 

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とりま、2日間歩き回った私があえて推すのが、東京ディズニーシーの「ヴォルケイニアレストラン」。こちらは火山の地熱で料理している、というテイで、中華料理の“火”を標榜するメラメライオンなレストラン。蒸籠から上がる湯気はデパ地下おこわのようにギミックではあるが、ちゃんと中華鍋を振って作っていたのには刮目。

 

私が食べた冷やし中華(たぶんというかほぼ夏季限定)は、サパーリとした醤油ダレ。具材も多彩だが、山クラゲを使ったり、クニュクニュしたトマトゼリーを起用したりと、食感の変化は考えられており、昨今の冷やし麺のトレンドをかなり意識していることがわかります。

 

 

 ランドの方からは、プラザレストランを推す。こちらは大バコで並び抑圧もなく使えるスペースだが、今夏チョイスした冷やし麺「海老とチャーシューの冷やしうどん」は、ここ数年の恒例サマーシーズナルメニューという。

 

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ミッキーシェープの味玉がアイキャッチだが、海老もしっかり。クニュクニュの海藻コラーゲンにシャクシャク水菜、白髪ネギ、ポリッとヤングコーンと、こちらも食感の変化が面白い一杯でした。