日刊ササボン

雑食系ライター/エディター・佐々木正孝プレゼンツ ラーメンと仕事あれやこれやの日々

書原@阿佐ヶ谷

 阿佐ヶ谷の書原へ。駅前にも同系列の中規模店舗『書楽』があるが、今日は区役所用事ついでなので、青梅街道沿いに入店したわけだ。
 全体的に細長い、というか奥行きがある、というか。棚と棚の間の通路は、人とスレ違うのにちっと苦労するくらいの幅。その20mほどの通路が4本ぐらい並んでて、書店というよりは、掘り出し物バンバン見つかりそうな古本屋的レイアウトなんである。

 もちろん、おれにとって掘り出し物シブい本が見つかる確率は高し。人文系に強い店だからね。
 以前もレアな落語本、料亭本を見つけたもんだったわ。
 しかし今日は興味深い本を何冊か抜いた割には新書新刊ばかり。さほど掘れなかったか。

 『日本の童貞』渋谷知美はオモロそうだ。『もてない男』『美人論』の系譜に連なるであろう、セクシュアリティプロブレムへの社会学的アプローチ。「シロウト童貞というカテゴリー」「『やらはた』の誕生」など、目次を見たら即買いしかないわけだ。
背表紙を見てビックリ。小谷野敦井上章一といった顔つきを予想してたら、着物姿でのはんなりとした御姿が。72年生まれの才女の手による御本だったとは驚きである。