日刊ササボン

雑食系ライター/エディター・佐々木正孝プレゼンツ ラーメンと仕事あれやこれやの日々

詩歌

青空、秋深し。 おのが身の闇より吼て夜半の秋 与謝蕪村

宮沢和史

今日も一日旅に出よう 24時間の旅に もしもどこかにたどり着いたら そこから旅に出よう

 心の生贄@宮本浩次

春の風は俺を 舞台上に立たせる力をみなぎらせる奴等に 一蔑をくれて俺は強く求める 俺は今以上の俺を俺は青空浴びて 俺は街の空気吸い込むあるべきでない場所へ 俺潜り込んで追いかけられたカラス よろしくな ていたらくさらば 俺に帰ろう

加藤千恵

ぼんやりとTVを観てる ゆっくりと自分がだめになるのがわかる 屋上へ続く扉が開かないのは つまりそういうことなのだろう

オーイ@ビートたけし

空は青いか、海は広いか、夢はあるか、 友はいるか、誰かに恋してるか、 ポケットの金で満足か、 そーか、 じゃあ、さっさと死ね

春夜@蘇東坡

春 宵 一 刻 値 千 金 花 有 清 香 月 有 陰 歌 管 樓 台 聲 細 細 鞦 韆 院 落 夜 沈 沈

作品一〇二三〔南から また東から〕@宮沢賢治

南から また東から ぬるんだ風が吹いてきて くるほしく春を妊んだ黒雲が いくつもの野ばらの薮を渉って行く ひばりと川と 台地の上には いっぱいに種苗を積んだ汽車の音 仕事着はやぶけ いろいろな構図は消えたけれども 今年はおれは ちゃうど去年の二倍はた…

公用に出て行く道や春の月 (土方歳三)