日刊ササボン

雑食系ライター/エディター・佐々木正孝プレゼンツ ラーメンと仕事あれやこれやの日々

吉祥寺の鶏清湯を探して

ラーメンの仕事をしていると、「○○(駅)でおすすめのラーメンはどこですか」と聞かれることが、割とある。 そのための対策、というわけではないが、常在戦場。「中野・高円寺・阿佐ヶ谷それぞれ駅チカのおすすめ」「小金井公園そばノンジャンルで」など、さ…

巨大地震を前にして今できることは何か

ブルーバックスの『日本列島の下では何が起きているのか』が好調のようですが、弊社の地震班がこの夏のリソースを全投入したムックが、いよいよ連休明け発売。Amazonにも書影出ました。 日本列島地震の科学 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2018/11/27 メデ…

石神本1998 to TRYラーメン大賞2018

今年もTRYラーメン大賞が発売になりました。 私は新店部門の編集を担当し、ライターとしては大賞1位、MIX部門1位、にぼし部門1位などを取材・執筆。 ダイナミックな審査会に臨席し、『麺LABOひろ』(2017年)『真鯛らーめん麺魚』(2016年)『地球の中華そば…

【最近のムック仕事】神保町と漢方

調布本、吉祥寺本とお手伝いしてきた、エイ出版社の「街ラブ本」シリーズ。 上京以来、趣味に仕事に通いつめてきた「神田神保町」フィーチャー本に参画しました。 半チャンラーメン元祖の『さぶちゃん』や、みんな大好き『いもや』が閉店するなど、 老舗の代…

平成を100冊にまとめてみたら

「夏の100冊」といえばメジャー文庫のシーズナル企画だけど、講談社が春に投入したのは、こちら「平成の100冊」。 その年の主要な出来事+1年に3冊ぐらいの推し文庫で元年から30年までをプレイバック。こんな企画のあれこれが来年まで続いて、世紀末ならぬ年…

西荻窪・今野書店50周年メモリアル「コンノコ」がすごい

西荻窪の今野書店が50周年のメモリアルイヤーということで、年頭からキャンペーン中。このメンツが、まーすごいんです。 まず、こちら東海林さだお先生のブックカバー。ショージ先生といえば、やっぱり西荻窪。エッセイには、よくローストビーフの『真砂』が…

をかしやそば@西荻窪

西荻窪でやってる、日曜昼限定の間借りラーメン店さん。 樹庵さんのツイートで知って、エリア民としては押さえておかねば、ということで訪問。 場所はアイスクリームぼぼりとか、ワールドメイト本部の通りの横路。信愛書店のちょうど裏あたり。 ふだんは「を…

『くらべる世界』が刊行したって聞いて

岡部敬史さんの新作『くらべる世界』が出ました。 『くらべる東西』『くらべる値段』などの快作が続く、 比較ビジュアル本シリーズの最新作です。 日本のアレと世界のアレ、文化の違いを写真で表したらこうでした、というテイ。 学校の休みが記入された「フ…

【ライター】今年の書籍仕事

ここ数年、書籍の仕事は年2冊ペースで安定。足早に2017年を振り返る。 知られざる日本に眠る若冲【完全保存版】 7~9月を費やして書き上げた若冲本。監修の狩野博幸先生に何度も取材打ち合わせ、京都にも足を運んだ。まさに今年は若冲の夏。90作品をオール…

【山道具】メインザックを選ぶまで

この夏から、 山登りを再開しました。 小3の息子をパートナーに丹沢、奥多摩にテント泊山行を敢行したわけですが、 先日の雲取山、地獄の鴨沢下りでトラブル発生。 メインザックであるミレーのショルダーベルトがビリリと破損してしまいました。まあ、学生の…

歯科医と忍者

仕事を総括しないまま17年も後半戦。 ということで、10年ぶりぐらいで(?)参画した別冊宝島仕事を振り返ります。 日常にどっぷりの歯科医と、非日常の闇に浮かぶ忍者。 振り幅の大きい2冊だが、どちらも友清哲氏の編集です。 歯科医ムックでは「虫歯の特効…

煮干ラーメンがキャズムを越える日

セブンプレミアムのカップ麺に「濃厚煮干醤油」が復活していた。 130円でライトセメント、泡立ちのスープにパツン麺、玉ねぎ食感アクセントというあの手の煮干ラーメンを再現。 ニボニボ感はそれほどでもないが、セブンプレミアムという汎用性を求められる器…

ソラノイロ 限定3本勝負+α

ソラノイロの限定が好きである。 今年上半期、本店・東京駅店・京橋店で印象に残った限定を挙げてみたい。 まずは本店。5月いっぱいの限定「春野菜の彩り和えそば」。 季節感をたっぷりと味わわせてくれる逸品。野菜使いに長けた同店だけに、 キャベツの甘み…

寺門ジモン氏「工夫食い」とは何か

喜多方ラーメンチェーン「坂内」で、トロトロチャーシューの一風変わった食べ方を試してみた。多チャンネル時代ならではの出会い。無数の局をザッピングしていると手が止まったのが「寺門ジモンの肉専門チャンネル」。ご存じネイチャージモン氏がとっておき…

R25.jp連載『ラーメンのない人生なんて…』を振り返る

「R25」、4月28日にてサービス終了。いろいろ書いてきたコンテンツもネット時空の狭間に消えゆくかと思うと……個人的備忘のためにも、思い出深い連載をざっくりと振り返ってみた。(2009年連載当時の内容です) r25.jp 第1回 日本男児がラーメンにハマる理由…

らーめん 麺くま@久我山 開業

久我山駅北口出て正面すぐ。 『らーめん 麺くま』が2017年2月15日にオープンした。久我山病院そばの『中華料理 熊』の支店、というかセカンドブランド、ラーメン専門店という位置づけになるのだろう。 看板には拉麺 麺くま、らーめん 麺くまが混在。幕もそう…

護国寺 MENSHOへの道

ラーメンクリエイター庄野さんがオープンさせたMENSHO@護国寺。レセプションにお招きいただき、参上した。 TRYで缶詰めになってた講談社をスルーして大塚警察署越えた、あそこ。そう、あのちゃぶ屋があったところ。私も幾度となく通い、仕事でも故武内伸さん…

啜る快感、昆布水つけ麺

『Ginger Noodle Spot 角栄』にて、初の「ツケメン」いただきました。 新潟長岡生姜醤油ラーメンの「ラアメン」も個人的五ツ星ですが、 ツケメンがまた、たまらない仕上がり。 麺が昆布の水出汁に浸かって出てくる昆布水つけ麵。 この水出汁が超・粘度たっぷ…

「コンビニ」という略称はいつから使われているのか

うちの近くにある酒屋の看板で「コンビニエンス」というショルダーが気になった。 「便利」という意味だけじゃなく、何かひっかかる…モヤモヤしてたがついに思い出した。原秀則先生の浪人マンガの名作『冬物語』のワンシーンで、主人公が「ここならコンビニ…

うなぎラーメン

アプリ「ラーメンGoGo」のミーティングに参加した時、特典として珍袋麺のつかみ取りがあった。 なぜかその場の最年長ということで先陣の余禄に預かった私が手に取ったのは、この「うなぎラーメン」と「トマトラーメン」だった。 インスタント忌避の我が家で…

秋冬のライター仕事まとめ

『現代国語例解辞典 第五版』。 この秋冬の目玉仕事といっても、実際に執筆したのは昨年の秋。数年がかりでフィニッシュする辞典ならではのスパンですな。担当したのは、コーパスを活用した、辞典内の言葉コラム255本。 コーパスを活用というのは、世の中の…

パッケージに見る「麺リフト」研究

西友のカップ麺売り場をリサーチしていたら、PB「みなさまのお墨付き」に、何だかすごいパッケージを見かけた。 北斎の凱風快晴もかくや、という富士山型の麺リフトが圧巻である。 「大盛り焼そば」らしく、麺のムチムチ感がダイナミックに活写されており、…

もし、校閲ガールがTRYをチェックしたら

さる10月26日、今年も『第17回 TRYラーメン大賞 東京 ラーメン・オブ・ザ・イヤー』が発売になりました。新店部門の編集として、不肖の私めも携っております。 第17回 業界最高権威 TRYラーメン大賞 2016-2017 (1週間MOOK) 作者: 講談社 出版社/メーカー: 講…

ライター編集、肩書き問題

こちらの筆文字名刺にしてから、かれこれ10年近くなるか。ディテールをあれこれいじりながらも本線は変わらず。4000枚近くを交換してきた計算になる。 で、何で悩むかと言うと「肩書き」なんです。 私は一応、有限会社キッズファクトリーの社長なんですが(…

2004年 下北沢吉祥寺 ラーメンの旅

過去ワークスを整理していたら、2004年発刊の吉祥寺、下北沢ガイドブックが出てきた。オズマガジン増刊。まあ、よくある街歩き系ガイドブックです。 私はこの両ムックで、ラーメン特集を担当しました。 TRYはもちろん、石神本の編集にも携わる前で、一般情報…

冬のグリーン反転攻勢

庭があるうちに移って大変なのが雑草と落ち葉の処理。 あっという間に繁茂するのがヤマカガシでもなく、ヤブニラミでもない、何だっけと調べて思い出した、そうヤブガラシ。あっという間に一面を覆いつくす雑草軍団にはほとほと困り果てるばかりで、毎夏シル…

杉並マンションポエム考

いわゆる、マンションポエム。 最近、新聞同梱チラシで目にする機会が、この井の頭線界隈でも増えてきた。 このあたりでマンション用地がまだ確保できるのか分からないが、たとえば浜田山に出物あり。 浜田山の頂きって……。せいぜい久我山台地の取りつきの、…

秋季ラーメンリーグ/東京ラーメンショー

今年もまた、ラーメンの秋が到来。 アワードブックの「TRY」を盛夏に仕込んで、抜け殻のようになった頃に「東京ラーメンショー」取材というルーチンが、ここ数年続いている。 TRYで審査会をファシって、審査員の皆さんの議論を目の当たりにし、新人大賞1位を…

街の昆布水つけ麺

仕事場で最も近いラーメン店「直久」にて、 季節限定「だし漬けそば」。 須永辰緒氏がプロデュースのカレーラーメンなど、限定の開発には意欲的なチェーンであります。 こちらのメニューは、昆布水つけ麺抹茶モード、 量産型仕様といった趣。 抹茶フレーバー…

新緑札幌麺旅

ライラックが盛りの札幌に来て、いろいろなラーメンを食べた。印象に残ったのは、札幌ラーメンシーンの智将・関山氏率いる『吉山商店』の「札幌油そば」。味噌ダレ合わせつつもかき混ぜに箸力を要さないスムーズさと、食べた感を担保してくれるバラエティ具…